2024.01.15
新築で外構工事をやってない家のメリットとデメリット|外構工事は必要?
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新築の家を建てる場合にセットで考えなければならないのが外構工事です。
家の外構工事は住みやすさや快適さといった面を中心に、私たちに大きな影響を与えます。
まれに外構工事をやってない家を見かけることがありますが、外構工事をやってない家にはどんなメリットとデメリットがあるのでしょうか?
今回のコラムでは注文住宅とそのお庭を数多く手がけるアートワークホームが「外構工事をやってない家」に注目し、そのメリットとデメリットを解説するとともに外構工事が必要かどうかについてわかりやすく解説します。
このコラムのポイント |
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目次
外構工事をやってない家|4つのメリット
まずは外構工事をやってない家のメリットから見ていきましょう。
外構工事をやってない家、および新築した後で外構工事を行う場合のメリットとして、次の4つが挙げられます。
やってない家のメリット① 新居に早く住める(引き渡し時期の短縮)
新築時に外構工事をやってない家は、新居に早く住めるというメリットがあります。
通常の新築の場合、外構工事は家が完成してから仕上げを行います。
初めに境界フェンスなどしておかなければならない場合は家の建築前にも行いますが、駐車スペースや門柱など、多くの場合最終工程であることがほとんどです。
したがって外構工事の工程が省かれる分、引き渡しの時期が早くなり新居に早く入居することができることになります。
入居が早くなることで現在の住まいの家賃を払う期間も短くなるため、その分の費用を抑えることにもつながります。
やってない家のメリット② 初期費用を抑えることができる
新築時に外構工事をやってない家の場合、家を建てる時に支払う初期費用を抑えることができます。
外構工事にはある程度の金額を要するため、行わない場合はそれらがかかりません。
先ほどお伝えしたように入居が早くなることで家賃の支払い期間を短くすることも、初期費用の節約につながります。
初期費用が抑えられる一方で、外構工事を後で行う場合はその分の予算を残しておかなくてはいけません。
この点についてはデメリットの項目でお伝えするのでご確認ください。
やってない家のメリット③ 住んでみて必要と感じる外構工事を行える
新築時に外構工事をやってない家は、住み始めてから改めて外構工事をするというケースもあります。
その場合、住んでみてから必要と感じる工事を行えるというのもメリットのひとつです。
新築で外構工事をしている家であっても、実際に住みはじめると「ここに目隠しとなるものが欲しい」「この部分にフェンスはいらない」など、
外構工事をやっていなければ、必要な個所とそうでない箇所が出てくることがあります。必要と感じる箇所だけをチョイスして施工することも可能になります。
やってない家のメリット④ DIYで庭づくりが楽しめる
DIYが好きな方や得意な方であれば、住み始めてからじっくりとDIYで外構や庭づくりを楽しめるというメリットもあります。
特に近年はDIYがブームなこともあり、DIYの域を超えたような大掛かりなこともできる方やってみたいと思う方も増えていることでしょう。
自身の家で好きなようにDIYが楽しめるのは、マイホームの楽しみのひとつとも言えます。
ただしフェンスなど安全面での強度が必要な個所などは、やはりプロに任せたほうがよいでしょう。
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外構工事をやってない家|8つのデメリット
続いて外構工事をやってない家のデメリットについて見てみましょう。
外構工事をやってない家、および後で外構工事をする場合のデメリットには次の9つの点が挙げられます。
やってない家のデメリット① 外観の見栄えが悪くなる
外構工事をやってない家の大きなデメリットのひとつに、外観の見栄えが悪くなる点が挙げられます。
新築の家はそれ単体でも新しくきれいですが、どんなにデザイン性に富んだ家であっても、周囲が土のままで雑草も伸びていれば美しさや高級感が半減してしまいます。
逆に言うと、まったく同じ新築の家であっても、駐車スペース・門柱・門扉・フェンス・植栽などをバランスよく配置することで完成度や高級感、清潔感が高くなるため、外構次第で家の外観の魅力がアップします。
後でもお伝えしますが、外構工事を行わず庭や駐車スペースを土のままにしておくことで土汚れや雑草などが目立ってしまうこも、外観を損なう原因となります。
外観の見栄えは不動産価値にもかかわるため、考慮しておきたい点のひとつです。
やってない家のデメリット② 防犯面・安全面が弱くなる
外構工事をやってないことで、防犯面や安全面が弱くなるのもデメリットのひとつです。
フェンスなどの囲いが全くなければ誰でもどこからでも敷地内に侵入できてしまうため、防犯面での不安が残ってしまいます。
また、子供やペットが全面道路へ飛び出す危険があったり、土地形状が段落ちで近隣と高低差がある場合は落下の原因にもなります。
やってない家のデメリット③ プライバシーが保ちにくい
外構工事をやってない家は目隠し対策が施されていないことになり、プライバシーが保ちにくいという点もデメリットです。
もちろん家の内側からカーテン等でプライバシー対策はできますが、玄関の向きによっては玄関を開けた時に家の中が丸見えということも。
実際に住んでみると、窓にカーテンを取り付けていても窓のある方角や位置によっては通行人からの視線や車のライトなどが気になり、早い時間帯から厚手のカーテンを閉めるという生活になることもあります。
また、前の項目でお伝えしたように誰でも敷地内に入りやすいことから、通行人が侵入したり、場合によっては車の離合や方向転換に使われてしまうケースも出てきます。
家の中が丸見えになるという点は、防犯の面から考えてもあまりよいとは言えません。
やってない家のデメリット④ 家が土で汚れやすくなる
外構工事をやってない家のデメリットで意外とつらいが、家が土で汚れやすくなるという点です。
駐車スペースや玄関までのアプローチが土のままだと靴裏についた土があちこちに付き、玄関ポーチや玄関内、そして車内が土だらけになってしまいます。
土汚れは意外と目立つ上に拭き掃除も必要となるため、毎日のこととなると掃除の負担が増しストレスの原因となります。
また、風が強い日は庭の砂が車に付着したり、玄関や室内に入り込むこともあります。
やってない家のデメリット⑤ メンテナンス性が悪くなる
外構工事をやってない家のデメリットに、家や車のメンテナンス性が悪くなる点があります。
お伝えしたように家や車に土汚れが付きやすいと、その分の家の掃除が必要になったり洗車をしなければなりません。
外構工事をやっていない場合、そのうち庭や周辺に雑草が生えてきます。
特に暖かい季節は雑草が生えるスピードが速いため、「毎週末草取りをしなければ追いつかない」なんていうことも。
雑草が茂った状態で放置しておくと、虫の繁殖も懸念されます。
やってない家のデメリット⑥ 境界線が不明瞭になる
外構工事をやってない家では、境界線が不明瞭になる可能性が高い点もデメリットのひとつです。
通常、隣接する敷地の境界には境界標と呼ばれる杭による印が設置されていますが、すべての直線部分にあるわけではありません。
フェンスや仕切りがないと境界線が不明瞭になり、間違って隣や裏の敷地へ侵入してしまったり逆に侵入されてしまう可能性も高くなります。
境界標に関しては刑法で定められているほど重要なもので、近隣トラブルの原因の上位は境界に関するものともいわれています。
刑法 第四十章 毀棄及び隠匿の罪
第二百六十二条 自己の物であっても、差押えを受け、物権を負担し、賃貸し、又は配偶者居住権が設定されたものを損壊し、又は傷害したときは、前三条の例による。
やってない家のデメリット⑦ 近隣への迷惑
近隣への迷惑も、外構工事をやってない家のデメリットのひとつです。
これまでに挙げたデメリットの中で、土汚れや雑草の生い茂り、境界線の不明瞭さなどが原因で近隣へ迷惑をかけるケースが出てきます。
駐車スペースや庭が土のみの場合、風によって砂埃が近隣へ舞ったり、雨の日などは土汚れがタイヤに付いたまま道路へ出し入れすることで周辺の道路が泥だらけになり、周りにも不便さを感じさせてしまいます。
雑草が生い茂った場合は見た目によくないだけでなく、虫が繁殖することで近隣への迷惑につながります。
やってない家のデメリット⑧ 後で外構工事をする場合も注意点がある
新築後、おいおい外構工事をやる予定でいるケースもあるでしょう。
後で外構工事をする場合にも次のような注意点やデメリットがあります。
- 費用の準備が必要となる
- 生活中に工事をする必要がある
- 家の配置によっては工事が難しい箇所が出る
新築工事と同時に外構工事をすると、場合によっては住宅ローンに外構工事の費用を組み込めることができます。
しかし後で外構工事をする場合は、その分の予算を残しておかなければなりません。
また、すでに生活を始めている中で外構工事を行う場合、車がある場合は駐車場をどこかに確保しておかないといけないほか、コンクリート打設の際には通路を制限されたり玄関が使いづらかったりと、生活に不便さが出てくるのはデメリットのひとつです。
すでに家が建っているので、敷地内での家の位置によっては外周フェンスなどの設置が難しかったり費用が高くなるケースもあります。
このように、新築後住み始めてから後で外構工事を行う際でも、デメリットや注意点があることも考慮しておく必要があります。
まとめ|結局、新築時に外構工事は必要?
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ここまで外構工事をやってない家のメリットとデメリットをお伝えしてきました。
それらを踏まえたうえで、新築時に外構工事が必要かどうかという疑問に対する答えは、やはり「ケースバイケース」ということになります。
上記に挙げたメリットを重視したい場合は、新築時に外構工事ををしないという選択肢もあるでしょう。
しかし防犯面や安全面などを加味すると、外構工事は新築と同時であれ後であれ、「しなければならない訳ではないが、行ったほうがよい」とも言えるでしょう。
実際に多くのケースで新築と同時に外構工事が行われています。
少なくとも転落や飛び出し防止などの安全面に関する部分や駐車スペースなど、最低限の外構は行っておくことが望ましいです。
こうした機能点だけでなく、1本の庭木を植えることで家の雰囲気がぐっと良くなるように、外構を整えることで家の見栄えや住んでからの利便性や快適性が格段に向上します。
近隣住宅ともお互いに気持ちよく住まうことができるでしょう。
新築の家を建てる際に外構工事を行うかどうか迷った場合は、今回お伝えしたメリットデメリットをぜひご参考ください。
そのうえで、家を建てるご予定のハウスメーカーや工務店などにもじっくりと相談してみることをおすすめします。
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