~オープンステアのメリットとデメリット~ | アートワークホーム

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2022.11.28

~オープンステアのメリットとデメリット~

施工事例

「オープンステア」とは?
住宅展示場や、新築住宅を見ていると階段がオシャレや素敵だな~と思うことはありませんか?
ただ、なんって言っていいのかわからないやうまく言葉で表せれないなどの経験ありませんか?
それは、もしかしたら「オープンステア」かもしれません。

オープンステアとは、階段の踏みつける部分(踏板)の間をスリットにして、階段が見通せる構造になっている階段のことを表します。
スケルトン階段、ストリップ階段とも呼ばれており、一方、従来の階段は箱(box)を積み重ねたような形をしているので「ボックス階段」と呼ばれています。
ボックス階段のように壁に囲まれていないので、階段全体が見通せる構造になっているのが、特徴です

オープンステアのメリット
①オープンステアでしか実現出来ないオシャレな設計が出来る
オープンステアの最大のメリットは、何と言ってもデザイン性の高さです。
近年増加傾向にあるリビング階段ですが、ボックス階段にはない、おしゃれな雰囲気と開放感が手に入りリビングに階段があっても
窮屈さを感じさせず、広々とした空間を維持できます。
ボックス階段であれば階段下を収納にできますが、実際のところアクセス性が悪く使いこなせい場合もあり、オープンステアであれば
観葉植物・インテリアやテレビを置くなど、間取りやライフスタイルによって活用することも可能となります。

②風や光を遮らない
オープンステアは足元の部分がスリットになっているので、そこから光や風を通す事ができ、最近脚光を浴びているパッシブデザインの
特徴の一つでもある、自然の力を取り入れる事にボックス階段よりも優れています。
小住宅の場合でも、階段によって光や風を遮られることがないので、明るさを保った設計が可能になります。

オープンステアのデメリット
①安全性について
オープステアは、足元が空いているので、落下事故のないように常に注意しなければなりません。
また、隙間から物を落としてしまう危険性もあるので、安全性については十分注意をしなければなりません。

②形状の自由度が低い
ボックス階段の場合、直階段の他に折れ曲がり階段などを選ぶことが可能ですが、
オープンステアの場合は基本的には直階段になるので、形状の自由度がボックス階段に比べて低くなります。

階段一つでもコミュニケーションの取り方に違いが出るかも
家づくりを考えるときに子供部屋を2階にすることが多いかと思います。

その際に、思春期になった時にもコミュニケーションが取りやすいように、リビング階段を取り入れる方が増加しています。
階段の位置は家づくりにおいて非常に重要であり、長い年月過ごすわけですから、家族の団欒やコミュニケーションに影響を及ぼす可能性はあります。
オープンステアを得意とする建築家と一緒に設計プランを練っていくことができますので、将来を見据えたプランニングが可能です。
思春期を見据えてオープンステアにしたい、カッコイイデザインの階段を取り入れたいなど、お施主様に応じてプランを考えていきます。

今日はここまで!また次回、お楽しみに。