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2022.12.03

~【こんなに違う!海外と日本の住宅事情 !】~

高性能住宅

こんなに違う!海外と日本の住宅事情

考え方の違い
海外と日本では、家づくりに対する考え方がこれまで全く違ってきました。
正反対だったと言っても過言ではありません。
大きく言ってしまうと、スクラップ&ビルドの考え方の日本に対して海外はストック的な考え方です。
日本のスクラップ&ビルドの考え方は江戸時代まで遡ります。
江戸時代は、非常に火事が多く燃え広がらない為に、家を壊してそこで火事を止める方法でした。
また、戦後の高度経済成長期も質よりも量(経済優先)を重視した結果ともいえるかもしれません。
海外では、長く持たせた住宅を子供や孫の代まで引き継ぎ、住み続けられるようにすることを重視している為、住宅寿命が長いといえるのでしょう。

日本の住宅事情
家づくりを考えた時、日本人の多くは「長期間のローンを組んで新築の戸建てを購入する」と考えます。
その際に子供の世代は自分達で新たに新築を購入するといったイメージをする方が大多数だと思います。
また、まだまだ住める家が空き家になることも珍しくなく、しかし、これは海外ではかなり珍しいケースと言えます。
家の平均寿命を海外と比較した際に、イギリスは約80年、アメリカは約65年であるのに対して、日本は約30年と半分以下程度の結果となります。
ギリスやドイツでは築100年以上の住宅も珍しくなく、次の世代へと引き継がれた後も修繕を繰り返し大切に住まれています。
まだまだ住める家が空き家になることも珍しくなく、しかし、これは海外ではかなり珍しいケースと言えます。
また、海外で日本の基準で建築しようとすると法令違反となってしまい、家が建てられません。
これが、世界からみた日本の建築のレベルなんです。

日本の問題点
上記で述べたように海外で日本の基準で建築しようとすると法令違反となってしまい、家が建てられません。
しかし、日本も手をこまねいているわけではありません。
2020年には省エネ基準を制定したり、2030年基準を示したりとしっかりとロードマップを作成しています。
ですが、建築業界の反発が多少なりとあるのも事実です。
やはり、手間だったり費用対効果が得られないのが一番の原因かもしれません。

これからの日本の住宅は?
日本も他の先進国のように「量より質」を重視しなければいけない時が来ています。
子供世代へと引き継いでも快適に暮らせる「住宅の長寿化」を意識した家づくりが重視されていくでしょう。
国も国策として取り組んでいかなければなりません。
まさに官民一体となっていかなければいけない時代になっています。

今日はここまで!また次回、お楽しみに。

 

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