2023.10.19
〜人気のパッシブデザインを建てるには?〜
みなさんこんにちは、千葉県の注文住宅 Artwork homeです。
近年、平屋住宅の人気とともにパッシブデザインを取り入れた住宅が注目されています。
パッシブデザインとは、地球環境に負荷をかけずに、住人も健康で快適に過ごせる住宅デザインのことで、
SDGsの取り組みから人気となってきました。
今回は、これから平屋を検討している方に、環境にも配慮した快適な暮らしを提供する「パッシブデザイン」を建てるポイントをご紹介しています。
千葉県の注文住宅 Artwork homeの家づくり勉強会
「人気のパッシブデザインを建てるには?」や建築家の選び方、工務店の選び方などインターネットの記事では得られない深い内容を「家づくり勉強会」でコンパクトにお伝えしています。
千葉県で注文住宅、高性能な家をローコストで建てたいという方に特に参考になる情報となりますので、ぜひご参加ください。
そもそもなぜ平屋が人気?
パンデミックの影響もあり、ここ数年で住宅の在り方がガラリと変わりました。
「おうち時間」が増え、会社に出社せずとも、自宅で仕事もするようになった人も多くいます。
そのため、オフィスの近くに住む必要がなくなり、子育て環境の良い地方に自宅を購入する方も増えました。
その中で、広い土地にワンフロアで生活ができる平屋に憧れ、人気が急上昇しています。
ここでは、平屋の人気の理由をもっと深掘りしてご紹介していきたいと思います。
・開放感
ワンフロアで全ての生活が完結できるため、家事動線もスムーズに行うことができます。
天井が高く、広々とした空間が広がるため、開放感があり、より自然の光を取り入れることができます。
・バリアフリー
平屋は階段がないため、高齢者や身体障害者にとってバリアフリーな住宅環境を提供します。
・安全性
火災などの緊急事態時に階段を使わずに安全に脱出できるため、家族の安全を確保できます。
広い面積で大きな構造のため、2階建より耐震性にも優れています。
・メンテナンスのしやすさ
建物全体が一つのレベルにあるため、メンテナンスや掃除が容易であり、手間がかかりません。
・自然との調和
周囲の自然環境と調和しやすく、庭や庭園との一体感を持つことができます。
・コスト効率
平屋は基礎や屋根などの構造部分が比較的シンプルであるため、建築コストやメンテナンスコストが抑えられます。
・家族の一体感
家族が同じ空間にいることで、コミュニケーションが促進され、家族の一体感が高まります。
パッシブデザインとは?
パッシブデザインとは省エネ住宅の最高峰といわれる設計手法です。
その特徴についてご紹介していきます。
・断熱設計
パッシブデザインでは、外部からの熱や冷気の侵入を最小限に抑えるため、断熱材の適切な選択と配置が重要です。
これにより、エネルギー効率が向上し、冷暖房費を削減することができます。
・適切な窓の配置とサイズ
太陽光や自然の風を最大限に利用するために、窓の配置とサイズを慎重に計画しています。
遮熱や遮光装置を利用することで、室内の熱や日差しのコントロールが可能になります。
・自然通風の最大化
室内の空気を新鮮な外気と交換するために、風の通り道を設けたり、通風効果の高い窓の配置を工夫していいます。
エアコンの使用を最小限に抑え、快適な室内環境を維持できます。
近年は電気代の高騰で、あまりエアコンを使いたくないですが、パッシブデザインを取り入れることで、電気代の節約にもつながります。
・遮熱設備の利用
外部からの暑さを遮るために、屋根や壁、窓に遮熱材や遮熱塗料を使用します。
これにより、建物内部の温度上昇を防ぎ、屋内の快適性を維持することができます。
・太陽エネルギーの活用
太陽光発電や太陽熱利用システムなどを導入し、エネルギー効率を高めることができます。
電力消費を削減し、環境への負荷を軽減します。
・建物の配置と周囲環境の利用
建物を周囲の環境に最適に配置することで、風の通り道を確保し、日照効果を最大化します。
自然のリソースを最大限に活用し、快適な環境を維持します。
パッシブデザインは持続可能性を重視した住宅設計手法であり、エネルギー効率を向上させるだけでなく、住民の快適性と健康にも配慮しています。
土地の選び方は?
パッシブデザインの平屋を建てる際に、土地選びはとても大切になってきます。
特に日射の取得量が重要で、それを考慮した土地選びのコツをご紹介していきます。
・南向きの土地
日射取得を最大化するためには、建物の主要な部屋や窓が南側に配置されることが理想的です。
南向きの土地は日中に最も多くの日光を受けるため、冬季の暖かさを確保するのに役立ちます。
・建物の方位
他の方位に面した土地の場合、日射量を最大化するためにも建物の配置を検討する必要があります。
建物の長軸を東西方向に配置し、窓を適切な位置に配置することで、日中の日射取得を最適化します。
・周囲の建物や樹木の配置
近隣の建物や樹木の配置が日射取得に影響を与えることがあります。
隣地の建物や樹木が日中の日射を遮る可能性があるため、周囲の環境を考慮して土地を選ぶことが重要です。
・地形の考慮
地形は日射取得に影響を与える要因の一つです。周囲の地形が建物に影を落とさないように選ぶことが重要です。
周囲の地形が傾斜している場合は、地形の高低差による日射の影響を考慮して建物の配置を決定します。
・気候条件の考慮
地域の気候条件も日射取得量に影響します。
例えば、暖かい気候では日射取得を抑えるために遮蔽物を考慮する必要があります。逆に寒冷な気候では日射取得を最大限に活用する配置が重要です。
・将来の影の予測
周辺環境の変化や新しい建物の建設による影のリスクを事前に評価することが重要です。
将来的な日射取得のリスクを最小限に抑えるために、土地選びの段階での周辺環境の予測は重要です。
これらのポイントを考慮することで、日射取得量を最大化し、快適でエネルギー効率の良いパッシブデザインの平屋を実現できます。
建物の形状は?
土地を決めたら、建物の形状をしっかりプランニングしていきましょう。
土地の形状や周辺環境に合わせた設計をする必要があります。
プランニングのポイントをいくつかご紹介します。
・土地の形状の活用
不規則な形状の土地の場合、建物を土地に最適化するために、建物の配置や内部のレイアウトを工夫することが重要です。
土地の形状に合わせてプランを調整し、余分なスペースを最小限に抑えるようにします。
・周囲の環境要因の考慮
周囲の環境要因には、隣地の建物や樹木、地形の変化、および風の流れなどが含まれます。
これらをプランニングに取り入れることで、日射量や通風効果を最適化し、居住性を向上させます。
・エネルギー効率の最大化
建物の配置や窓の位置を最適化して、冷暖房システムの使用を最小限に抑えるように設計します。
南側に大きな窓を配置することで冬季の日射取得を最大限にし、適切な遮光装置を設けることで夏季の日射を遮ります。
・プライバシーと景観の確保
周囲の景観やプライバシーを保護するために、窓の位置や配置を慎重に計画します。
外部からの視線を遮る植栽や遮蔽物の設置により、居住空間の快適性を高めます。
・自然との調和
周囲の自然環境と調和させるために、庭や庭園の配置を検討します。
自然環境との一体感を持たせることで、居住空間に癒やしをもたらし、心地良い環境を作り出します。
【POINT】
設計から施工はパッシブデザインができるハウスメーカーに依頼することが、理想のパッシブハウスを建てるコツです。
Artwork homeでは、建築家が一緒になってデザインや間取り、あなたの生活を考察しながらプランニングしていきますので、理想のパッシブデザインな平屋住宅を実現することができます。
勉強会はこちら
間取りの工夫は?
パッシブデザイン住宅の間取りの工夫についてご紹介していきます。
間取りの工夫で、最大限の快適な住環境を作っていきます。
・南向きの配置
土地選びでもご紹介したように、主要な居室を南向きに配置し、日射取得を最大化します。
リビングルームやダイニングルームなど、家族が多く時間を過ごす部屋を南側に配置することで、自然光の活用を最大限に活かします。
・遮光と遮熱の設備
夏季には遮光装置を用いて直射日光を遮り、冬季には日射を取り入れるための適切な窓の配置とサイズを工夫します。
また、遮熱材を壁や屋根に適切に設置することで、屋内の快適性を高めます。
・居室の配置と連続性
居室の配置については、日常生活の動線を考慮し、部屋と部屋の連続性を持たせることで居住空間の使い勝手を向上させます。
開放的な間取りにすることで家族のコミュニケーションを促進します。
・バリアフリー設計
平屋の場合、段差をなくしバリアフリー設計を取り入れることで、高齢者や身体障害者にとっても利便性の高い住宅を実現します。
広めの廊下やドアの設置により、車椅子や歩行補助具を使用する場合でも移動がスムーズに行えるようにします。
・収納スペースの最適化
効率的な収納スペースを計画し、家具や日常の用品を整理整頓するためのスペースを確保します。
収納スペースの設置により、室内をすっきりと保ち、居住空間の快適性を高めます。
・自然通風と換気設備
換気設備の配置や窓の設計によって、自然の風を取り入れる通風効果を高めます。
居室間の風の流れを考慮し、効率的な換気を実現します。
これらの工夫により、快適で機能的な間取りを実現し、住人の暮らしをより良いものにすることができます。
まとめ
人気のパッシブデザインを建てるポイントについてご紹介してきました。
近年平屋住宅の人気が上がっていますが、その人気の秘訣は、開放感やバリアフリー性、安全性、メンテナンスのしやすさが挙げられます。
その中で、パッシブデザインという地球環境に負荷をかけず、快適な暮らしを提供するための設計手法が注目されていますが、これは、断熱設計や適切な窓の配置、自然通風の最大化などが特徴です。
土地選びでは日射取得量を重視し、建物の形状や周囲環境に合わせたプランニングが重要です。
間取りの工夫には南向き配置や遮光・遮熱設備、バリアフリー設計、収納スペースの最適化などがあります。
土地選び・間取りの工夫のポイントを押さえて、理想的なパッシブデザインな平屋住宅を建てていきましょう。
注文住宅で後悔しない方法
「人気のパッシブデザインを建てるには?」をいくつかご紹介してきましたが、理想のお家づくりをする一番の近道は「住宅の知識を身につけること」です。
ただ、勉強しても業界の事情や深い知識まで100%知ることはできないかもしれません。
そこで「知識を教えてくれるパートナーを見つけること」も重要になってきます。
また実際にお家を建てる時も、こういった知識をしっかりと持ち合わせ、かつ「あなたに寄り添ったお家づくりを進めてくれる工務店や住宅会社」を見つけることが大切です。
千葉県を中心に注文住宅を手がけるArtwork homeでは、高性能な注文住宅をローコストで建てることが可能です。
また建築家が一緒になってデザインや間取り、あなたの生活を考察しながらプランニングしていきますので、実用的かつおしゃれなマイホームを実現することができます。
住宅性能だけを重視していると見た目がおしゃれでなくなったり、デザインを重視しすぎると性能が後回しになったり住みにくい家になってしまう可能性があります。
Artwork homeのモデルハウスでは実際の住宅の性能や、これまで建てられたお客様の声や描いたスケッチブックを見ることができます。
千葉県で注文住宅をお考えの方はぜひお立ち寄りください。
https://artworkhome.jp/modelhouse/
株式会社エムトラスト | Artwork home | 千葉県習志野市津田沼5-14-16