2022.12.12
~高気密高断熱住宅の敵、シックハウス症候群!~
〚高気密高断熱住宅の敵、シックハウス症候群〛
高気密高断熱住宅の落とし穴
高気密高断熱な家づくりはこれからは特に重要だと考えております。
高気密高断熱住宅では、夏は涼しく、冬は暖かく快適に過ごすことができます。
また、家の中の温度差が少なくなるので、現在多く起きているヒートショック現象の予防にもなります。
しかし、唯一と言っても過言ではない落とし穴が存在します。
それは、「シックハウス症候群」です。
「シックハウス症候群」とは?原因は?
住居内での室内空気汚染に由来する様々な健康障害を総称して、シックハウス症候群と呼びます。
住宅の高気密・高断熱化 が進んだ事により、新建材 と呼ばれる化学物質を含有した建材を多く用いたことにより、
室内空気が化学物質などに汚染され、そこに住まう人の健康に悪影響を与えて様々な症状を引き起こすことを言い表します。
具体的な症状としては、目がチカチカする、頭痛、鼻水、吐き気、などが言われています。
シックハウス症候群というと、新築やリフォームをしたときだけの問題で、
住宅を建てるときに使用される建材からの化学物質だけが原因と思われがちですが、
建材以外にもカーテンやじゅうたん、家具などから揮発する化学物質や、日常生活用品
ダニやカビなど様々な原因によって室内空気が汚染されることが原因の一因と言われています。
シックハウス症候群の予防方法
住宅の高気密かに伴い、シックハウス症候群が増加したことが起因となり、下記のように住宅の基準が改正されました。
・シックハウス症候群の原因となる化学物質の使用制限
・機械換気設備設置の義務化家を建てる際にシックハウス症候群の原因となる化学物質を建材に使用することが出来なくなり、
部屋の中に化学物質が揮発してしまう心配も少なくなります。
建材は等級付けがされているので、シックハウスの原因物質を使用していないことがすぐにわかるようになっています。
尚、しっかり換気が行えるよう、機械換気の設置も義務付けられています。
このような対策により、現在の高気密高断熱住宅では、シックハウス症候群のリスクはかなり軽減されてきています。
高気密高断熱住宅の落とし穴、シックハウス症候群は現在は対策が進んでおり、リスクが少なくなっています。
今日はここまで!また次回、お楽しみに。
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