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2023.07.02

注文住宅外壁の種類・サイディング・ガルバリウムデザイン・外壁材の種類メリット・デメリットを!

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みなさんこんにちは!
エムトラストの佐藤です!

本日は新築住宅の外壁材の種類、メリット・デメリットを
まとめてみました、お家づくりの顔となる外壁材‼

《目次》

1,外壁材の種類

2,サイディング メリット・デメリット

3,モルタル  メリット・デメリット

4,ALCボード メリット・デメリット

5,金属系サイディング  メリット・デメリット

6,タイル     メリット・デメリット

7,コンクリート   メリット・デメリット

8,まとめ

 

1,外壁材の種類

〇窯業系サイディングは日本産業規格(JIS A 5422 2019)に規定されています。セメント質原料、繊維質原料、および混和材からなる混合原料を成型、養生硬化し、防火性能に優れ、強くてしなやかな板状の外壁材です。
〇モルタルサイディングは柔軟性が高いため、壁に直接塗ってもうまく仕上げられません。そのため「ラス網」と呼ばれる格子状の金属網を下地とし、その上からモルタルを塗って仕上げるのが一般的です。
〇ALCサイディングとは、「Autoclaved Lightweight aerated Concrete(高温高圧の蒸気で養生した軽量気泡コンクリート)」の略です。
コンクリートの中に気泡を入れて軽量化しています。
通常のコンクリートよりも軽くて作業しやすいため、高層ビルなどに多く使用されています。
〇金属サイディングは、ガルバリウム鋼板などの金属を成型したものです。
〇タイルサイディング壁とは、粘土や石などを高温で焼き固めたタイルを使用した壁を指す。
〇コンクリートサイディングとは、砂や水などをセメントと混ぜて固めた建材です。

2,サイディング メリット・デメリット

窯業系サイディング窯業系サイディングとは、セメントに木質の繊維質を混ぜ、板状に形成した外壁材のことを指します。

「窯業系」という名前は、製造過程で釜の中で高熱処理をされることに由来しています。

窯業系サイディングの特徴としては、機能性やデザイン性に優れていること、デザインのバリエーションが豊富であることが挙げられ、日本で使われるサイディングボードの約7割以上のシェア率を誇っています。

メリット
①窯業系(ようぎょうけい)サイディングの1番のメリットは、色や柄のバリエーションが多く、デザインの自由度が高いことが挙げられます。
②耐火性に優れている
③施工期間が短く済む
④比較的安価に施工できる
メリットまとめ
窯業系サイディングはセメントを成型して作られるため、デザインのバリエーションが豊富です。レンガ調や木目調、タイル調などさまざまなデザインから選べるので、好みの外壁に仕上げやすくなります。
また窯業系サイディングは表面を塗装で仕上げるため、色の種類が多いことも特徴です。外観にこだわりたい方には、おすすめの外壁材です。
窯業系サイディングは、ほかの外壁材よりも安価な傾向があります。
また工業製品として板状に加工されているので、モルタル外壁のように職人が手作業で仕上げる必要もありません。
そのため初期費用を安く抑えて施工できるのがメリットです。
デメリット
①メンテナンスの頻度が高い
②熱を蓄積しやすい
③吸水性が高い
④シーリング部分が多くなる

デメリットまとめ
窯業系サイディングはセメントに木質の繊維質を混ぜてできていますが、セメントには基本的に防水機能がありません。
そのため、塗装をすることで防水機能をカバーしています。
窯業系サイディングに限った話ではありませんが、塗膜が劣化して防水機能が低下してしまうと雨漏りの原因になります。
そのため、劣化の程度が軽いうちに塗装を行う必要があります。
こまめにチェックしておくようにしましょう。
窯業系サイディングは表面塗装とシーリングにより防水機能を果たします。
そのため塗装とシーリングの劣化状況を見極めたうえで、適切なタイミングでのメンテナンスが必要です。
塗装メンテナンスは、使用されている塗料の耐用年数にあわせるのが基本です。アクリル系塗料で仕上げられた製品であれば5〜8年、シリコン系であれば10〜15年程度が目安です。劣化症状が出てからではなく、防水機能が保たれているうちに塗り直すと寿命が長くなります。
大きなデメリットとしてメンテナンス・費用が掛かることです。

3,モルタル  メリット・デメリット

モルタル壁とは、セメント・水・砂を2:1:5の比率で混ぜ合わせた外壁材のことを指します。
1990年より前に建てられた家は、モルタル外壁がよく見られました。
現在は主流ではなくなったもののモルタル外壁の需要は今もあり、
モルタル床の人気は高まっています。そんなモルタルには様々な用途があります。
モルタルは外壁や室内の壁だけでなく床にも使われるのです。

メリット
①つなぎ目がないため、きれいで高級感のある見た目が特徴です。
②耐火性に優れている。
③コーキング・シーリングの補修が不要

メリット まとめ
仕上げ方法にも種類があり、施工方法や混ぜる砂・繊維などの素材を組み合わせることでたくさんのパターンを作ることができます。
サイディングのような繋ぎ目が必要ないため、見た目も美しく、複雑な形状の建物であっても比較的簡単に対応ができます。
特に左官仕上げなどは、様々な風合・質感を出すことができ、手仕上げならではの温かみも特徴です。
つなぎ目がないため、はがれたり劣化したりした部分のみをピンポイントで補修できるのもメリットです。
材料が金属ではないため、壁が熱くなりづらいという特徴もあります。
金属製の外壁に比べると室内が暑くなりにくいので、夏場は嬉しいメリットです。

デメリット
①外壁にひび割れが起きやすい。
②工期が長い
③熟練した職人が必要
④苔・カビ・汚れがつきやすい
⑤高コスト

デメリットまとめ
ルタルの一番のデメリットはひび割れです。ひび割れができると見た目が悪くなるだけでなく、雨が入り込んでしまいます。

ひび割れの原因は、乾燥すると縮むというモルタルの性質です。

ひび割れをなくすための工夫はされていますが、全くひび割れを起こさないモルタル外壁を作るのは非常に難しいのが現状です。

また、モルタル外壁は凹凸があるため、カビやコケが生えやすくなります。

定期的なメンテナンスが必要です。材質が硬いので転ぶと危ないということもあり、小さいお子さんや高齢者のいる家庭には不向きといえるでしょう。

また、防音性が低いため下の階などに音が響きやすいのも難点です。

4,ALCボード メリット・デメリット

ALCは、”Autoclaved Lightweight aerated Concrete”の略称で、日本語に訳すと「高温高圧蒸気養生された、軽量気泡コンクリート」という意味になります。
高温で発泡加工しており、内部に気泡が空いているため、その名の通り非常に軽いのが一番の特徴(一般的なコンクリートの約1/4の重量)です。
外壁だけでなく屋根や床、間仕切りなどに使用される建材で、住宅以外にも高層ビルや中低層ビル、ショッピングセンターや倉庫など、さまざまな建物の構造材料として使われています。

日本国内のALCメーカーは3社あり、それぞれ種類の異なる製品を販売しています。

【ALCメーカー名:製品名】
住友金属鉱山シポレックス(株):シポレックス、スーパーボード
旭化成建材(株):ヘーベルライト、ヘーベルパワーボード
クリオン(株):クリオンライト、クリオンエースボードなど

メリット

①軽い
②火に強い
③断熱性が高い
④遮音性が高い
⑤耐久性が高い
⑥地震に強い
⑦デザインの自由度が高い
⑧調湿性に優れる

メリトまとめ

ALCは50~60年も張り替えずに使えるという、高耐久の外壁材です。

建て替えが容易でない高層ビルや大型建築にも使用されることが多いのは、この耐久性があってこそです。
耐火性に優れているというものがあります。

ALCパネルは不燃材料のコンクリートであり、耐火構造の認定を有しています。
防火性や耐火性に優れているため、火に大変強いです。

そのため、高層ビルなどの火事が起きてしまうと大変なことになりかねない建物に優先的に使われます。

また、耐火性の他に強度が高いというのもメリットの一つです。

ALCパネルの内部には、鉄筋マットやスチール製の金網が補強材として組み込まれています。

高い断熱性と遮音性も発揮してます。

デメリット

①水に弱い
②コーキングからの雨漏りのリスクがやや高い
③施工の工程が多い
④価格が高い

デメリットまとめ
ALCパネルはサイディングなどと異なり外壁内部に透湿シートを張らないため、水を吸収してしまうと外壁がひび割れ、欠落の原因になります。
そのために同じ外壁面積でもコーキングによるつなぎ目が多くなり、その分だけコーキングからの雨漏りのリスクが他の外壁材よりも高いです。
ALCパネルには高額な分高品質ではあります。
ALCパネルは、品質を担保するために「JIS A 5416」という日本工業規格の認証を取得した企業でないと生産できません。
初期投資の外壁材としてはコスト高になり一般的なサイディングボードなどと比較すると価格が高いです。

5,金属系サイディング  メリット・デメリット
1972年にベスレヘムスチール社で開発されたアルミニウム・亜鉛・シリコンを組み合わせメッキ鋼板です。
多くの建材メーカーが外壁材・屋根材として広く採用しています。軽量でデザイン性が高く、耐熱性・耐久性に優れ
金属でありながらサビに強いのが特徴です。
金属サイディングは、ガルバリウム鋼板などの金属を成型したものです。
金属素材のため、窯業系サイディングに比べると割れるような衝撃に強く、メンテナンスのサイクルが長いです。
耐候性も高く、特に寒冷地では割れが生じてしまう窯業系サイディングと比べて高い適正があます。

メリット
①断熱性が高い
②強度が高い
③軽量で地震に強い
④施工しやすい
⑤サビに強い
⑥比較的安価

メリトまとめ

金属サイディングは、ガルバリウム鋼板などの金属を成型したものです。

金属素材のため、窯業系サイディングに比べると割れるような衝撃に強く、メンテナンスのサイクルが長いです。

耐候性も高く、特に寒冷地では割れが生じてしまう窯業系サイディングと比べて高い適正があります。

軽量でデザイン性が高く、耐熱性・耐久性に優れ、金属でありながらサビに強いのが特徴です。

デメリット
①錆びやすい
②傷がつきやすい
③デザインが限られている

デメリットまとめ
金属サイディングは、素材が金属のため、サビが発生しやすいのがデメリットです。金属サイディングの表面には、サビを防ぐために塗料が塗られています。しかし、塗料が経年劣化すると空気中の水分や雨水などが金属部分に直接触れるため、サビの発生は避けられません。
金属は傷つきやすい素材のため、先の尖ったものが触れたり、飛んできた小石が当たったりしただけでも傷つくことがあります。
傷ついたカ所は、塗膜が剥がれた状態になるため、サビが発生する原因になります
金属系サイディングは、ほかの外壁材に比べるとデザインが限られています。
モダンでシンプルなデザインが好みの方にはおすすめですが、人とは違った外壁にしたいとお考えの方には向いていません。

6,タイル     メリット・デメリット
タイルは粘土または無機質の原料を成形し、高温で焼き固めた板状の建材です。
内壁・床・浴室などの保護や装飾に使用され、外壁材(外装材)としても適した特徴があります。
タイル外壁の魅力のひとつは高級感や重厚感です。立体感があり他の外壁材にはない風合いが楽しめることから、
デザイン性の高い住宅に仕上げられます。
外壁タイルは張りは、独特の風合いを持った高級感のある外観が最大の魅力です。
また品質の高い素材を用いて正しく施工をすれば耐久性が高く、メンテナンス性に優れた外壁材です。

メリット
①高級感のある外観に
②耐久性の高さ
③メンテナンスに手間がかからない

メリットまとめ
外壁タイルの一番の魅力は、なんといってもその見た目の高級感です。タイルの素材が存分に生かされた家は、高級感・重厚感のある仕上がりになります。
住宅の外壁は、外から見たときに家全体の印象を決める重要な部分です。それはタイルの持つデザイン性の高さに起因します。
耐久性に優れていて経年劣化が起こりにくい外壁材です。タイルは吸水性がほとんどないため、雨風にさらされてもダメージを受けにくく汚れもつきにくい点が大きなメリットといえます。また、非常に硬い材質のため、傷もつきにくく耐久性にも耐候性にも優れています。

デメリット
①イニシャルコストが高い
②剥離の危険

デメリットまとめ

外壁材と比較してイニシャルコストが高くなってしまう点です。最もポピュラーな外壁材である窯業系のサイディングと比べると、
約2倍のコストがかかります。ただし、メンテナンス性が高いため、ランニングコストは低く抑えられます

地震の揺れでタイルが落下する場合がある
外壁タイルを接着剤で固定しますので、施工業者の技術力によっては、一部タイルが落下するなどの事例が報告されています。

しかし、近年技術革新によって接着出来ていないという事はなくなりました。

7,コンクリート   メリット・デメリット

コンクリート外壁は、デザイン性が高く、コンクリート独特のモダンな雰囲気が魅力です。さらに、耐震性や耐久性が高いため高く評価されています。
RC造の住宅には、耐火性が高い、遮音性が高い、耐久性が高いなどのメリットがあります。構造上柱が不要なので、
間取りの自由度が高く空間づくりがしやすい。

メリット
①柱が不要
②耐火性に優れている
③防音性が高い」
④デザイン性が高い

メリットまとめ
コンクリートの外壁は、デザイナーズ物件と呼ばれる家やマンションでよく目にします。

また、おしゃれなカフェやギャラリーなどにも、コンクリート外壁の建築物が多いです。

コンクリート外壁には「木柱」が必要ありません。室内のスペースを広く確保できます。

耐久性が高い外壁塗装の耐用年数は約10〜20年とされていますが、外壁コンクリートの耐用年数は約30〜50年です。

気密性が高いコンクリートを流し込んで固めたコンクリート外壁は、木造など他の建材で作られた外壁に比べ、気密性が非常に高いのも特徴です。

蓄熱する性質がある外側に断熱材を設けることで、熱を逃がさず、暖かさを長時間維持できます。

コンクリートは、木材などの建材に比べて「防音性」と「遮音性」にも優れています。

デメリット

①価格が高い
②表面にひび割れが発生しやすい
③強い地盤が必要です
④熱が伝わりやすい
⑤汚れが目立ちやすい
⑥結露しやすい

デメリットまとめ

コンクリートの住宅は気温の影響が出やすいのがデメリットです。 熱が伝わりやすいと、外気に影響を受けて、家の中の温度が急激に変化します。
「夏」なら暑くなりやすく、「冬」なら寒くなりやすくなるのです。 室温が調整しにくくなると、冷暖房費用が増えます。
冷暖房費が高額になると長期的には木造に比べて費用が高額となるおそれがあります。
また、コンクリートは最初の何年間か水分を放出するため、コンクリート外壁の家は結露になりやすくカビが発生しやすいという問題点があります。
コンクリートの外壁は年月ともに汚れが目立ちやすなりがちです。

 

8,まとめ

外壁は、室内を雨風や冷気、紫外線から守ってくれるので、外の気候に関係なく快適に過ごせます。
おすすめの目安
①強いこだわりがない方:窯業系サイディング
②機能性を重視したい方:ALCパネル
③初期費用を安くしたい方:モルタル、窯業系サイディング
④耐久性を重視したい方:タイル
⑤自由にデザインしたい方:モルタル:コンクリート

外壁には、遮熱性や遮断性、遮音性の3つの性能が大切になってきます。
見た目や初期費用だけでなく、機能面やメンテナンス性も見極めて選びましょう。

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