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2023.10.05

〜住宅デザインのトレンド 持続可能な家とは?〜

ブログ高性能住宅プランニングお家のお役立ち情報

サステナブル住宅

みなさんこんにちは、千葉県の注文住宅 Artwork homeです。

 

近年、SDGs ”Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)”を世界的に取り組み、企業などでも活動が目立ってきていますね。

このSDGsは住宅でも取り込むことができ、最近ではトレンドとなっています。

ここではSDGs住宅がどんなものなのか、何が良いのか詳しく解説していきます。

これから住宅購入を検討されている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

 

 

サステナブルな住宅とは

サステナブルな住宅とは

サステナブル住宅とは、持続可能性の原則に基づいて設計され、建設された住宅です。

これらの家は、環境、社会、経済の側面を考慮して設計されています。

サステナブル住宅の特徴をそれぞれ項目に分けてご紹介していきます。

・持続可能な設計

SDGsを取り入れた家は、エネルギー効率、断熱、通風など、持続可能な設計原則に基づいています。太陽光発電や風力発電などの再生可能エネルギーシステムを導入し、エネルギー消費を最小限に抑えます。

・資源効率

SDGsに基づく家は、資源の効率的な使用を重視します。再生可能な材料やリサイクル可能な建材を選択し、廃棄物の削減を図ります。また、水とエネルギーの節約を促進します。

・社会的インクルージョン

SDGsを取り入れた家は、社会的インクルージョン(差別なく共存できる状態や文化)を推進します。

バリアフリーデザイン、多様性を尊重するプランニング、共有スペースの提供など、住人の幸福とコミュニティの結束を支援します。

・地域社会への貢献

この種の家は、地域社会への貢献を重視します。地元の労働者や業者を優先し、地域経済を活性化させます。また、コミュニティプロジェクトや教育イニシアティブの支援を通じて、地域への積極的な関与を持続的に実現します。

・緑の環境

SDGsを取り入れた家は、緑の環境を育むことに焦点を当てます。庭園や屋上庭園を設計し、植物の配置や自然環境の保全を通じて、自然との調和を追求します。

・教育と啓発

住人や訪問者に対して、サステナビリティの教育と啓発を提供します。エネルギー効率の使い方や持続可能なライフスタイルの実践方法についての情報を提供し、意識の向上を促進します。

サステナブルな住宅は、地球環境への配慮、社会的な公正、経済的な持続可能性の実現に貢献します。

持続可能なライフスタイルを推進し、未来の世代に良い影響をもたらすために設計された、地球に優しい住宅です。

 

 

パッシブデザインとは

エネルギー

サステナブル住宅には「パッシブデザイン」を取り入れることも大切です。

パッシブデザインを取り入れた住宅は、建築やエネルギー効率の観点から、エネルギー消費を最小限に抑え、快適な居住環境を提供するために、パッシブデザイン原則を活用して設計されています。

このアプローチは、建物が自然の要素や特性を最大限に活用することに焦点を当てており、アクティブなエネルギー供給源(例:太陽光発電、風力発電)を必要としない、持続可能な住宅を実現します。

特徴としては、

・太陽エネルギーの最大活用

パッシブデザイン住宅は、太陽光を最大限に利用するため、南向きの窓や日当たりの良い部屋を設計に組み込みます。これにより、冷暖房のエネルギー需要を削減し、冷暖房コストを抑えることができます。

・優れた断熱

断熱材や断熱設計を用いて、建物の断熱性能を高め、外部からの熱の侵入や脱出を最小限に抑えます。これにより、居住空間の温度を安定させ、エネルギー効率を向上させます。

・遮熱

夏季の過熱を防ぐために、遮熱材や日よけ装置を使用し、建物内部の快適な温度を維持します。

・自然通風

自然通風を最大限に活用し、建物内部の新鮮な空気供給を確保します。これにより、冷房の必要性を減少させます。

・資源効率

パッシブデザイン住宅は、資源の効率的な使用にも焦点を当て、環境への負荷を最小限に抑えます。リサイクル可能な建材や環境に配慮した建設プロセスが採用されます。

・地域の気候に合わせた設計

パッシブデザイン住宅は、建物が所在地の気候条件に合わせて設計されることを重視します。地域の気温、湿度、風向きなどを考慮し、適切な設計戦略が適用されます。

パッシブデザイン住宅は、持続可能な建築の一形態であり、エネルギー効率の向上、エネルギーコストの削減、環境への負荷の軽減、住環境の快適さの向上を実現します。

 

 

健康な暮らしの実現

健康的な暮らしの実現

住宅には健康に関わることが多く存在します。

サステナブルな住宅は、健康的な生活に多くのメリットをもたらします。

まず、サステナブル住宅は、通気性の高いデザインと効果的な換気により、清潔な室内環境が維持され、アレルギーや呼吸器の問題が軽減されます。

自然光と高性能な断熱材、エネルギー効率の窓により、快適な温度と明るさが提供され、居住空間が心地よくなります。

また、有害な材料を最小限に抑えた建設材料が使用され、室内の空気品質が向上します。

エネルギー効率の高い設備と再生可能エネルギー源の活用により、エネルギーコストが削減され、持続可能な生活が促進されます。

緑の屋上や庭園、家庭菜園などのアウトドアスペースがある場合、自然と調和するデザインで、ストレスを軽減し、リラックスできる環境を作ることができます。

そして、サステナブルな住宅はコミュニティとの結びつきを高め、共有の施設やリソースを活用する機会を提供し、社会的なつながりを促進します。

サステナブル住宅は、身体的な健康と精神的な幸福をサポートし、持続可能な未来への貢献と調和した生活を可能にします。

健康と幸福を追求する人々にとって、持続可能で魅力的な居住環境となるでしょう。

 

 

コストの削減

コスト削減

サステナブル住宅はコストの削減にもつながります。

その理由をいくつかご紹介します。

・エネルギーコストの削減

サステナブルな住宅は高性能な断熱材やエネルギー効率の高い設備を使用しています。

これにより、冷暖房費用が低減し、エネルギーコストを削減できます。

長期的には、光熱費の節約が生活費全体において大きな違いを生みます。

・再生可能エネルギーの利用

サステナブルな住宅では、太陽光発電や風力発電などの再生可能エネルギー源を活用することが一般的です。

これにより、電力供給にかかる費用を削減し、電気代を下げることができます。

・長寿命の材料

サステナブルな住宅は、耐久性の高い建築材料を使用しています。

修繕やメンテナンスの頻度が減少し、修理費用が低減します。

・水の節約

サステナブルな住宅は節水設備を採用しており、水道料金を削減できます。

低流量のトイレやシャワーヘッド、雨水収集システムなどが一般的です。

・税制優遇

多くの地域で、エネルギー効率の高い住宅や再生可能エネルギーシステムの設置に対して税制優遇措置が提供されています。

これは、サステナブルな住宅を構築する際にコストを削減する手助けとなります。

・低ランニングコスト

サステナブルな住宅は、長期的に見ればランニングコスト(光熱費やメンテナンス費用など)が低く、そのため住宅ローンの返済能力を向上させ、財政的な安定をもたらします。

・高い再販価値

サステナブルな住宅は市場価値が高く、将来的に再販する際に優位に立つことがあります。

エネルギーコストの削減や環境への配慮は、購買意欲を高めます。

・健康のコスト削減

サステナブルな住宅は健康に配慮した環境を提供し、医療費の削減に寄与することがあります。

清潔な室内環境や快適な温度は、健康状態を向上させる要因です。

サステナブルな住宅は初期投資に比べて長期的なコスト削減がメリットです。

 

 

工夫された間取り

工夫された間取り

サステナブル住宅は、間取りを工夫することでより良い環境を生み出しています。

その工夫とは以下のようなものがあります。

・効率的な空間利用

サステナブルな住宅は、無駄のない間取りを重視します。

各スペースが最適に配置され、機能的に使われるように設計されています。

例えば、オープンコンセプトのキッチンとリビングエリアは、家族のコミュニケーションを促進し、スペースの有効活用を実現します。

・自然光の最大化

太陽光を最大限に活用するため、大きな窓やガラス扉、明るいカラースキームが採用されます。

これにより、昼間は自然光を利用し、電気照明の使用を減らすことができます。

・通気性と換気の配慮

換気システムが考慮され、室内空間に新鮮な空気を供給するための窓や通気口が配置されます。

これにより、空気品質を維持し、エネルギーコストを削減します。

・断熱性の強化

サステナブルな住宅は高性能な断熱材を使用し、冷暖房の効率を向上させます。

また、断熱材が効果的に配置され、冷暖房の均一な分布を確保します。

・多機能の部屋

サステナブルな住宅では、部屋の多機能性が強調されます。

たとえば、ホームオフィスは寝室としても使用できるように設計され、スペースの最大限の活用を実現します。

・収納スペースの最適化

収納スペースが豊富に設けられ、物の整理整頓がしやすくなっています。

これにより、無駄な物の持ち込みを防ぎ、スッキリとした室内環境を維持します。

・屋外へのアクセス

サステナブルな住宅は、庭やバルコニー、テラスなど、屋外へのアクセスを考慮しています。

これにより、自然との接触やアウトドアアクティビティを楽しむ機会が提供されます。

・拡張性

間取りには将来の変更や拡張に対応する余地があることが一般的です。

家族構成やライフスタイルが変化しても、住宅を適応させる柔軟性があります。

これらの特徴により、サステナブルな住宅は快適で効率的な居住環境を提供し、エネルギー効率の向上や環境への配慮といった持続可能性の目標を実現します。

 

 

まとめ

持続可能な家「サステナブル住宅」についてご紹介してきました。サステナブル住宅は、効率的な空間利用、自然光の最大化、通気性と換気の配慮、断熱性の強化、多機能の部屋、収納スペースの最適化、屋外へのアクセス、そして拡張性を特徴とし、持続可能な生活環境を提供します。

これらの要素は、エネルギー効率の向上や環境への配慮を実現し、持続可能性の目標を達成していくのです。

 


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