2023.11.14
『ガビオンウォール』はなぜ人気?魅力と注意点|似合う家の特徴と施工例も紹介
>>>施工事例 シンプルモダンなお家にあうガビオンのあるお庭
大きめの石が重なり合った、おしゃれな塀や門柱を見かけたことはございませんか?
これらは『ガビオンウォール』と呼ばれるもので、そのデザイン性の高さから近年人気が高まっているエクステリアプロダクトです。
今回はそんなガビオンウォールに注目し、メリットや魅力、そしてデメリットと注意点を解説します。
あわせてガビオンウォールを取り入れる際に覚えておきたい、似合う家の特徴やコーディネートの参考として、弊社アートワークホームの実例を交えながらご紹介します。
ガビオンウォールに興味のある方、取り入れたいとお考えの方、そしておしゃれで素敵なマイホームを建てたいとお考えの方は、ぜひご参考下さい!
このコラムのポイント |
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目次
ガビオンウォールとは?
>>>施工事例 ガビオンベンチのある 充実のプライベート空間が暮らしを彩る家
ガビオンウォールとは、鉄製のワイヤーでメッシュ状につくられたカゴの中に、砕石などの自然石を詰めたものです。
石でできた壁、もしくは石でできた柱のように見える構造物で、戸建住宅や集合住宅などの外構ではフェンス・門柱・花壇をはじめ、間仕切りやベンチなどに用いられています。
ガビオンウォールは単に『ガビオン』や『蛇篭(じゃかご)』とも呼ばれ、もともとは河川の護岸や斜面の土留めや防護壁といった補強に使用されているものです。
ガビオンウォールのメリットと魅力
ここ最近、外構を構成するアイテムとして人気が高まっているガビオンウォールですが、人気の秘密は一体何でしょうか。
ガビオンウォールのメリットや魅力には、次の事柄が挙げられます。
- ①耐久性が高い
- ②透水性が高い
- ③おしゃれにオリジナリティが出せる
- ④デザインの自由度が高い
- ⑤木や植栽と調和しやすい
①耐久性が高い
前述でも少しお伝えしましたが、ガビオンウォールは日本ではもともと「蛇篭」と呼ばれ、河川の護岸や山などの斜面の土留めや防護壁として使われていたこともあり、頑丈で品質状態の安定性も高いといった点で耐久性にとても優れています。
そのためガビオンウォールを外構でフェンスや門柱等として用いても、風雨などの天候や熱い・寒いといった気候による変化にも十分に耐えうる事ができるのです。
耐久性に優れているため、機能面だけでなく外観も維持しやすいというメリットがあります。
防錆タイプのワイヤーを使用したり防錆塗料を塗ったりといった工夫をすると、錆の発生を抑えてより耐久性が高くなります。
②透水性が高い
ガビオンウォールは透水性が高いのも魅力のひとつです。
鉄性のワイヤーでつくられた枠に石材を積み重ねて詰めたガビオンウォールは、大雨が降っても石の合間を通って雨水が自然に排水されます。
これによりガビオンウォールそのものへのダメージを減らしつつ、水がたまりにくいことで豪雨時などの影響を軽減してくれます。
③おしゃれにオリジナリティが出せる
パッと見て「おしゃれ」という印象とともに他とは違う「オリジナリティ」が出せるのは、ガビオンウォールの大きな魅力です。
これまでのフェンスや門柱などのイメージを覆すようなインパクトは、やはりガビオンウォールならではと言えるのではないでしょうか。
それでいて決して悪目立ちすることなく、かっこよさや上質さも漂わせてくれます。
④デザインの自由度が高い
デザインの自由度が高いのも、ガビオンウォールの魅力のひとつです。
ガビオンウォールは鉄製のワイヤーで枠(かご)をつくるので、高さや幅、厚みを好みに合わせて変えやすいといった特徴があります。
フェンスや門柱としてだけでなく、花壇やベンチなど用途は多岐にわたります。
例えばプランターとして狭小スペースに置きたい場合や、左右で高さを変えて取り入れたいといった場合の要望にも対応することができます。
また、ガビオンウォールでは、
- 石の種類
- 石の大きさ
- 石の色味
- 石の量
これらを変えることで、雰囲気をがらりと変えることもできます。
たとえば石の種類では、次の3つが代表的です。
- 割栗石:岩石を人工的に100~300mmに砕いた石材
- チャート石:主成分が二酸化ケイ素でできている堆積岩
- ミカモ石:微細な石英粒からなる緻密で硬い岩石
これらは価格の違いもありますが、色味や風合い、形状にそれぞれ違いがあります。
ガビオンウォールではごつごつとした石のよさを前面に出してクールでかっこよい雰囲気にすることはもちろん、植物を組み合わせてよりナチュラルな雰囲気にすることも可能です。
石の色をグレーベースにすればかっこよく、ブラウンに寄せればやさしい印象にもなります。
こうしたデザインの自由度が高いので、家のデザインや他のフェンスと組み合わせたり、アクセントとしても取り入れやすいです。
⑤木や植栽と調和しやすい
くり返しになりますが、ガビオンウォールの枠(かご)は鉄製のワイヤーでさり気なく線が見える程度で主張が少なく、枠の中身はほとんどの場合が天然の石材です。
そのためガビオンウォールの周りに木や植物などの植栽を配置すると、それらを引き立てつつ美しく調和します。
ガビオンウォールに直接植栽することもできますよ。
木材や木目調の素材、そして壁や塀の塗り素材とも相性がよく、組み合わせることでそれぞれの良さを際立ててくれます。
もちろん、人気のロックガーデンとも相性抜群です。
また、ご自身の家や外構のプロダクツだけでなく、周辺環境からも浮くことなく調和して馴染みます。
このようなガビオンウォールのインパクトがありながら主張しすぎないバランス感は、石の持つ天然の魅力といえるでしょう。
ガビオンウォールのデメリットと注意点
魅力がいっぱいのガビオンウォールですが、次のようなデメリットや注意点もあります。
- ①安全面への配慮が必要
- ②費用が高くなる場合がある
①安全面への配慮が必要
ガビオンウォールの施工では安全対策をしっかりとしておかないと、倒壊する恐れがあります。
- ワイヤーの強度
- 設置場所
- 石の積み方
- 基礎
といった点に注意が必要です。
特にガビオンウォールの高さや形状によっては基礎が重要になります。
また、石の積み方も重心が下に来るようにするなど、細かい点が影響してきます。
最近はDIYでガビオンウォールをつくるケースもありますが、やはり施工実績が豊富な業者へ依頼すると安心でしょう。
②費用が高くなる場合がある
ガビオンウォールを外構に取り入れる場合、材料だけでもワイヤーや金具、中に入れる石材などが必要となります。
石材は重量もあるので、場合によっては運搬費も高くなります。
プラス施工費用もひつようとなるため、一般的なフェンスよりも費用が高くなるケースが多いと言えるでしょう。
費用を抑える対策としては、フェンスの全部をガビオンウォールにするのではなく、アクセントとして用いる方法が挙げられます。
例えばガビオンウォールと相性の良い木材や木目調のフェンスと組み合わせ、一部分にアクセントとして取り入れたり、全体の高さを抑えて用いたりするのもひとつです。
門柱のみにガビオンウォールを取り入れるのも、費用を抑えつつポイントとなってとてもおしゃれです。
ガビオンウォールが似合う家とは?
実際にガビオンウォールを外構に使いたいと思っても、
「どんな風にコーディネートすればよいかわからない」
「どんな家でも似合うの?」
という方は意外と多いのではないでしょうか。
そこでここからはガビオンウォールが似合う家の特徴を、アートワークホームの施工事例とともにご紹介したいと思います。
シンプルモダンな家×ガビオンウォール
シンプルモダンな家は、老若男女を問わず人気の高いデザインです。
シンプルモダンな家とは無駄な装飾を極力省いた、スタイリッシュで洗練されたデザインの家です。
>>>施工事例 『庭と育む、ウッドデッキとキッチンガーデンのある家』
スタイリッシュな形状と計算された窓配置がおしゃれな、まさに”シンプルモダン”な家の門柱にガビオンウォールを取り入れています。
高低差のある植栽ともよく合うガビオンウォールは、夜にはライトアップされてさらに雰囲気が出ます。
土間コンや化粧砂利ともリンクした風合いがベストマッチですね。
>>>施工事例
こちらは天然木を素敵に組み合わせたシンプルモダンな家の門柱に、ガビオンウォールを取り入れています。
茶色がかった石材の色が、木目や植栽と絶妙に合っています。
濃い目の外壁や窓枠などが全体を引き締めながらも、ガビオンウォール・木目・植栽の組み合わせで調和のとれたおしゃれ感を醸し出しています。
ナチュラルモダンな家×ガビオンウォール
ガビオンウォールはナチュラルモダンな家にも違和感なく似合います。
ナチュラルモダンな家とは天然木や木目、ホワイトやアイボリーなどのベーシックな色味を取り入れたナチュラルスタイルと、現代的なモダンスタイルを組み合わせたデザインの家です。
中古物件をリノベーションした店舗併設型のナチュラルボダンな平屋のフェンスに、ガビオンウォールを取り入れています。
石の色に茶色がミックスされたガビオンウォールは木目ともマッチしてナチュラルな雰囲気に溶け込みつつ、一般的なフェンスとは一線を画したようなこなれ感がとてもおしゃれです。
左右のガビオンウォールの高さを変えることで、植栽を引き立てつつ圧迫感のない印象になっています。
モノトーンベースのクールな家×ガビオンウォール
「かっこいい」まさにそんな言葉がしっくりくるモノトーンベースの家のフェンスとして、ガビオンウォールを取り入れています。
家のデザインを邪魔しないながらも、一般的なフェンスでは出せない風合いがガビオンウォールならではです。
高さを低くすることで開放感があり、門柱やロックガーデンのような門柱まわり、庭の土間コンや化粧砂利のトータルバランスの美しさが際立ちます。
和モダンな家×ガビオンウォール
和モダンな家とは和風な要素と現代的なモダンさを組み合わせた、和と洋をバランス良く取り入れた家です。
日本庭園が美しい和モダンな家の門柱に、ガビオンウォールを取り入れています。
和モダンにガビオンウォール?と思うかもしれませんが、日本はもともとお城に立派な石垣をつくったり、日本庭園でも石を取り入れて自然美・造形美をつくりだしてきたりしました。
石材をつかったガビオンウォールは、「和」との親和性が高いのも納得ですね。
白い塗り壁、軒、そして植栽と岩や化粧砂利でつくられた日本庭園に、見事にマッチしています。
屋外アクティビティの似合う家×ガビオンウォール
>>>施工事例 『庭を楽しむ、緑豊かな広々ウッドデッキのある家』
広々とした芝生とウッドデッキのある、お庭を存分に楽しめる家のフェンスにガビオンウォールを取り入れています。
緑豊かなお庭や周辺環境に溶け込みつつも存在感のあるガビオンウォールは、おしゃれでありながら抜群の安定感さえ感じます。
これから周りの木々や植物とともに、ガビオンウォールも味わいを増していく様子が楽しみですね。
アートワークホームの施工事例をもっとご覧になりたい方は、こちらからどうぞ。
まとめ
今回はガビオンウォールに注目してお伝えしました。
存在感がありつつも悪目立ちしない、かっこよさだけでなく上品さやナチュラルさも兼ね備えているガビオンウォール。
思った以上に、様々なタイプの家にマッチするエクステリアプロダクトだということがお分かりいただけたのではないでしょうか。
あなたの素敵なマイホームのお庭を彩るアイテムとして、でひ選択肢に入れてみてくださいね。
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