2023.12.10
家を購入するベストタイミングはいつ?【2023年版】最新データとともに解説
家の購入はほとんどの方が一生に一度のこと。
購入するタイミングも人それぞれです。
しかし、いざ家を購入するとなると「今買ってよいのかな?」と不安になる方は多いのではないでしょうか。
そこで今回のコラムでは、注文住宅を主とした家を購入する9つのタイミングについて、データにも着目しながら解説します。
これから家の購入をお考えの方はぜひ、ベストタイミングを見極める際にお役立てください。
このコラムのポイント |
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目次
家購入のタイミング① 年齢
年齢で見た場合、家を購入するタイミングは「30歳代~40歳代前半」といえます。
一般的に家の購入は、45歳までに行うのがよいといわれています。
なぜなら45歳以上になると次のデメリットが出てくるからです。
- 住宅ローンの審査基準が厳しくなる
- ローンの完済期限(80歳)を考慮するとギリギリである
- 月々の返済額が大きくなる可能性が高い
次のグラフをご参照ください。
国土交通省の『令和4年度 住宅市場動向調査報告書』によると、注文住宅を購入した世帯主の年齢は全国平均で「43.8歳」となっています。
また、一番多い年代は「30 歳代」で、 全体の36.9%を占めています。
このことから、年齢からみた家を購入するベストタイミングは「30歳代~40歳代」、もう少し細かく言えば「30歳代~40代前半」といえます。
家購入のタイミング② 世帯年収
おなじく国土交通省の『令和4年度 住宅市場動向調査報告書』によると、世帯年収からみた家の購入のタイミングは、「400万~800万円」と少し幅のある結果と言えます。
これは年齢とも関与するためです。
調査によると、注文住宅を購入した世帯年収は「600 万~800 万未満」が最も多く 25.7%、ついで「400万~600万円未満」が22.0%とほぼ同じくらいの割合を占めていることがわかります。
平均世帯年収は801 万円となっていますが、年齢が若い場合は年収がもう少し低いタイミングで購入しているケースが多いことが予想されます。
家購入のタイミング③ 貯金額
家を購入するタイミングのひとつに、「家の頭金として目標額が貯められたら」といった貯金額もあります。
家の購入には建物や土地の価格の他に、諸費用などの経費が掛かってきます。
ほかにも引っ越し費用など、見落としがちな費用も諸々かかるため、ある程度の貯金があると安心です。
頭金の目安として物件価格の20%程度と言われていますが、データではどのようになっているのでしょうか。
国土交通省『令和4年度 住宅市場動向調査報告書』によると、住宅の建築と土地をあわせた購入資金の総額は国平均で 5,436 万円、うち自己資金は 1,665 万円、自己資金比率は30.6%となっいます。
つまり購入資金総額のおよそ3割を自己資金として用意しているケースが多くなっています。
とはいえ最近は頭金なしの住宅ローンなどもあるため、年齢等を考慮しつつ目標の貯金額を決めるとよいでしょう。
家購入のタイミング④ ライフステージの変化
>>>施工実例 庭と育む、ウッドデッキとキッチンガーデンのある家
家を購入するタイミングには、購入する人のライフステージの変化もあります。
ライフステージとは、進学や結婚など人生の変化を節目で区切った段階や、年齢にともなって変化する生活段階のことを指します。
たとえば個人の成長では、幼年期・児童期・青年期・壮年期・老年期というようにライフステージが分かれています。
家の購入においては、結婚・出産・子どもの進学などが購入を考えるタイミングとして大きく関与してきます。
結婚
結婚は家の購入を考える初めの大きなタイミングといえます。
パートナーとともに新生活を始めるにあたって、賃貸ではなく家を購入するという選択をする人も増えています。
特に年齢が若ければその分ローン返済が早く終わるなどのメリットがあります。
一方で結婚したばかりでは家族の人数が増えたときに対応がしにくかったり、転勤等の見通しが立てづらいといったデメリットもあります。
【メリット】
- 賃貸では得られない資産を構築することができる
- 早く購入することでローン返済が楽になる(繰り上げ返済を含む)
- 賃貸にかかる費用を家の購入に回せる
【デメリット】
- 家族人数が不確定である
- 転勤・転職・産休などの可能性が不確定である
- 気軽に転居しにくい
出産
出産のタイミングで家を購入する人も多いです。
産後を新しい家で過ごしたいと考えて出産前に引き渡しを済ませるケースや、産後落ち着いてから家の購入に取り掛かるケースなど様々です。
産休や育休の中の空いた時間で家づくりに取り組む方も意外と多いです。
【メリット】
- 学区や教育環境を視野に入れて場所を選ぶことができる
- 子どもの数をある程度具体的に考えて間取りを考えられる
【デメリット】
- 家計が変動するケースがある(育休の延長など)
- 学区や教育環境を考えなければならない
子どもの進学
子どもの進学のタイミングで家を購入するケースの少なくありません。
一番多いのが、子どもが小学校へ入学するタイミングに合わせて購入するケースです。
理由として小学校の学区選びという視点から、このタイミングが多いと考えられます。
【メリット】
- 学区を選んで家を購入できる
- 学校までの通学路を考慮できる
- 家の購入を理由に途中で転校させるリスクがなくなる
- 人気学区の場合は資産価値が落ちにくい可能性が高い
【デメリット】
- 入学と引っ越しが重なるとスケジュール的に大変
- 人気学区はなかなか土地が出ない場合もある
- 人気学区は価格が高くなる傾向にある
子どもの独立
案外少なくないのが、子どもが独立したタイミングでの家の購入です。
このタイミングの場合、いわゆる「住み替え」や「建て替え」であることが多いです。
たとえば子どもが就職や結婚で家からいなくなった場合、夫婦二人だけでは部屋を持て余してしまいがちです。
そこでよりコンパクトな家に住み替えたり建て替えたりするケースが少なくありません。
【メリット】
- 家をコンパクトにすることで購入費用や税金が抑えられる
- 通学や学区など気にせず好きな場所に移ることもできる
- 建て替えの場合、土地があるので建物費用だけで済む
【デメリット】
- 年齢が高いと住宅ローンが通りにくくなる
- 老後の資金を考慮した資金計画が必要となる
定年・老後
定年退職をしたタイミングや、老後生活の準備として家を購入するケースもあります。
子どもの独立するタイミングで購入するケースと似ていますが、夫婦二人もしくは一人で生活するために十分な広さの家を購入したり、建て替えや住み替えを行います。
バリアフリーを重視した設計にしたり、終活としてコンパクトな家にするケースも多いです。
中には戸建てからマンションへ変わるケースも少なくありません。
【メリット】
- 家をコンパクトにすることで購入費用や税金が抑えられる
- 通学や学区など気にせず好きな場所に移ることもできる
- 建て替えの場合、土地があるので建物費用だけで済む
- 老後の生活を考慮した設計ができる
【デメリット】
- 年齢的に十分な購入資金が必要となる
- 老後の資金を考慮した資金計画が必要となる
- 病院などの利便性を考慮する必要がある
家購入のタイミング⑤ 金利
住宅ローンはここ数年ずっと低金利が続いています。
そろそろ利率が上がるのではないかという声もちらほら聞こえてきてはいますが、35年固定金利は引き下げ傾向、フラット35も引き下げ、変動金利も低金利を維持しています。
10年固定に関しては、金融機関によって異なっています。
それでも依然として低金利が続いているため、低金利のうちが購入のタイミングとも言えるでしょう。
また、住宅ローンの固定金利を検討している方でお子さまがいる場合、2023年11月29日に令和5年度補正予算の成立によって新設された『【フラット35】子育てプラス』も見逃せません。
『【フラット35】子育てプラス』は条件を満たした子育て世帯や若年夫婦世帯に対し、子どもの人数等に応じて一定期間借入金利を引き下げるというもので、2024年2月13日からスタートします。
>>>参考リンク 住宅金融支援機構HP『子育て世帯を応援する【フラット35】子育てプラス』
家購入のタイミング⑥ 住宅ローン控除
住宅ローン控除(住宅ローン減税)は正式には「住宅借入金等特別控除」といわれるもので、消費税増税にともなう税負担を軽減するために設けられた制度でした。
本来2021年で終了する予定でしたが、令和4年度(2022年)の税制改正によって4年延長されています。
控除期間は要件によって10~13年です。
住宅ローン控除の面で考えると、延長された期間は家を購入するタイミングともいえます。
詳しい要件は下記をご参照ください。
家購入のタイミング⑦ 不動産動向
さまざまな物価が高騰している2023年、不動産も例にもれず高騰傾向にあります。
こちらのグラフは国土交通省が発表している『不動産価格指数(令和3年11月・令和3年第3四半期分)』です。
ご覧の通り、2013年あたりから住宅全体が上昇しています。
特にマンションにおいては大きく上昇傾向にあり、戸建住宅も2020年前半にやや下落した後、後半あたりから緩やかに上昇傾向にあります。
これらは新型コロナウイルスが拡大した時期と重なっており、いわゆる「ウッドショック」と呼ばれる家の木材の高騰や各種燃料など材料費の高騰によるものと、在宅勤務増加による戸建て住宅のニーズが増したことが原因と考えられています。
では今後の見通しはどうでしょうか。
世界的な物価や賃金高騰や続く円安などの近況から考えると、しばらくは家の価格は上昇傾向が続くであろうという見解が強くなっています。
現状はマンションや中古を含む戸建て住宅のニーズが高まっている時期であり、どちらかというと、まさに買い時という市場動向ではないかもしれません。
しかし違った見方をすると、マンションと戸建てで迷っていた方にとっては戸建ての方がより価格上昇が緩やかなため、『マイホームの購入』という視点で戸建ての家に切り替えて購入するのに良いタイミングとも言えます。
また、先のことは誰にも確実にはわかりませんが、たとえば年齢的なタイミングやライフステージのタイミングから見た場合、「住宅の価格が下がるまで待とう」と考えていると、自分達にとってのベストタイミングを逃す可能性があるかもしれません。
家購入のタイミング⑧ 決算・キャンペーン
ハウスメーカーや工務店では、決算月や周年祭などキャンペーンを行っている場合があります。
こうした期間は普段よりもお得に購入できたり、通常はオプション扱いの設備や仕様が標準で備わっていたりといった特典があるケースも少なくありません。
こうしたタイミングを上手に利用すると、同じ予算でも希望やそれ以上の家を購入できる場合があります。
家購入のタイミング⑨ 欲しい物件との出会い
購入のタイミングで意外と聞かれるのが、欲しい物件との出会いです。
注文住宅の場合は「理想のハウスメーカーに出会った」「注文住宅メーカーのモデルルームが限定で販売されていた」といったケースが考えられます。
また、分譲住宅や建売住宅、中古住宅の場合は、「立地・予算・建物などすべてが希望条件にピッタリの物件」「内覧してとても気に入った物件」に出会ったケースが考えられます。
家を含めた不動産の購入は「縁」もあり、特に物件自体が少ないエリアではこうしたタイミングは逃さない方がよいケースもあります。
「欲しい!」と思う家や物件に出会った時は、資金面等がクリアできていれば購入を前向きに進めるのもひとつです。
まとめ|家購入は各自に合ったタイミングと将来設計がポイント
お伝えしたように、家を購入するタイミングはさまざまあります。
年齢、年収、ライフステージの変化、低金利など、いくつかのタイミングが重なった時がベストタイミングといえるでしょう。
また、いずれのタイミングでも念頭に入れておきたいのが家族の将来設計です。
購入に係る費用や資金計画、将来的な通勤・通学の利便性、家族構成の増減予定などを踏まえ、家族の将来設計を立てておくようにしましょう。
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