2024.02.28
2階リビングのメリット・デメリットと対策|2階リビングが向いているケースと実例もご紹介
2階リビングとは「2階にリビングのある家」のことです。
従来は1階にリビングを設けるのが一般的でしたが、近年は明るいリビングやおしゃれな空間を好んで、2階リビングを採用するケースも増えています。
一方で2階リビングにしたいけれど、次のような不安を抱かれる方も多いのではないでしょうか。
「2階リビングだと夏は暑いのでは?」
「老後も2階リビングで大丈夫?」
「将来売れないと聞くけれど、どうなんだろう?」
こうした疑問にお答えすべく、今回の記事では千葉県で数多くの注文住宅を手がけているアートワークホームが2階リビングのメリットをお伝えするとともに、デメリットとその対策、そして2階リビングが向いているケースについて解説します。
2階リビングを採用した素敵な実例もいくつかご紹介するので、これからマイホームをお考えの方、2階リビングを検討中の方、そして2階リビングに興味のある方はぜひご参考にしてくださいね。
このコラムのポイント |
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目次
2階リビングの6つのメリット
まずは2階リビングにすることで得られる6つのメリットからご紹介します。
2階リビングのメリット① 日当たり・風通しのよいリビングになる
日当たりがよく自然光を取り込みやすい明るいリビングになる点は、2階リビングの大きな魅力でありメリットと言えます。
これは1階部分よりも2階の方が日光の入る時間が長いためです。
2階にある分窓の位置も高く遮るものが少ないので、風通しもよく眺望もよいです。
2階リビングのメリット② 外からの視線が気にならない
2リビングでは、室内で寛いでいても外からの視線が気にならないのもメリットです。
1階にリビングがあると、窓の位置によっては道路の通行人から中が丸見えになったり、隣家の視線が気になったりと、目隠しをしていても落ち着かないことがあります。
その点リビングが2階であれば、道路や近隣の窓等から視線がずれるため、周囲の視線も気になりません。
明るく開放的でありながら、住人のプライバシーも確保できます。
2階リビングのメリット③ 騒音が気になりにくくなる
2階リビングでは、生活音の漏れによる騒音や車が通行する騒音も聞こえにくくなるというメリットもあります。
リビングは家族が主に過ごす空間であるため、テレビの音や話し声など様々な生活音が生じます。
近隣との距離が近い場合は自宅からの音漏れに気を遣ったり、反対に近隣から聞こえる生活音が気になるケースもあります。
2階リビングにすることでメインとなる居住空間が近隣とずれ、こうした騒音がお互いに聞こえにくくなるのです。
また、一定の道路からも距離ができるため、車による騒音対策にもなります。
2階リビングのメリット④ 耐震性を高めやすい
建物の構造に安定感が生まれ、耐震性が高くなりやすい点も2階リビングのメリットです。
2階リビングの住宅では、2階に広い空間(リビング)があり1階に個室があるという間取りが一般的です。
耐震性を高める方法はいくつもありますが、筋かいの入った壁や面材を用いた壁などのいわゆる「耐力壁」がバランスよく配置されていることがポイントのひとつです。
2階リビングの場合は耐力壁が1階部分に増えるため、建物全体が安定し耐震性の向上につながります。
アートワークホームでは耐震性に関して全棟構造計算を行っており、「耐震等級3」の家づくりを基本としています。
詳しくは次のリンクよりご覧ください。
>関連リンク アートワークホームの性能・仕様
2階リビングのメリット⑤ 外観・内装ともにおしゃれな家になる
2階リビングは外観も内装もおしゃれになる点もメリットです。
開放的な窓の設置や窓配置によって、一般的な家とは差別化が図れ、外観のデザイン性が向上します。
内装でも2階リビングの場合は勾配天井を取り入れやすいため、おしゃれなインテリアにすることができます。
勾配天井の場合、ロフトを設ければ収納力のアップなど機能面でもメリットが得られます。
2階リビングのメリット⑥ バルコニーとの相性が◎
2階リビングではバルコニーとの相性が抜群によいのもメリットのひとつです。
リビング続きに少し広めのバルコニーを設ければ、アウトドアリビングとして活躍します。
日当たりがよく視線も気にならない2階ならではの開放感を、存分に味わうことができますよ。
2階リビングの5つのデメリットとその対策
続いて2階リビングのデメリットと、デメリットへの対策をご紹介します。
2階リビングのデメリットと対策① 階段の上り下りが必須である
玄関からリビングへ行く際に必ず階段の上り下りが発生する点は、2階リビングの代表的なデメリットと言えます。
リビングはダイニング・キッチンと続いた間取りが一般的であるため、生活の拠点が2階になります。
食材や日用品をたくさん購入した場合などは、階段がおっくうに感じるかもしれません。
また、老後を考えた場合、階段の利用が困難になることも考えられます。
こうした不安へは、階段のつくりの工夫や将来のリフォームも視野に入れた間取りにしておくことで対策を講じることができます。
【対策】
- 階段に踊り場を設ける
- 持ちやすい手すりを付ける
- 階段の幅を広くする
- 傾斜を緩めにする
- 階段の位置をキッチンの近くにする
- ホームエレベーターを増設できる間取りにしておく
2階リビングのデメリットと対策② 家族の外出・帰宅が分かりづらい
2階リビングにすると、家族がいつ外出したか、いつ帰ってきたかが分かりづらい場合がある点もデメリットのひとつです。
2階リビングでは生活の拠点が2階となり、玄関から距離ができることに加えて、家族が帰宅後そのまま個室へ向かった場合は帰宅したかどうかが分かりづらくなります。
家族の外出や帰宅を分かりやすくするには、あらかじめ間取りに工夫をしておくことで対策を講じることができます。
【対策】
- 子供部屋は1階につくらない
- トイレ・お風呂・キッチン等の水回りを2階に集約させる
2階リビングのデメリットと対策③ 夏は暑くなりがちである
日当たりがよく屋根に近い2階は、夏は暑くなるというデメリットがあります。
日が差し込む時間が長いことに加え、暖かい空気は上へ昇っていく特徴があるためです。
その分冬は暖かいのですが、屋根や窓への暑さ対策を施しておくことをおすすめします。
【対策】
- 屋根の断熱材を増やす・性能を上げる
- シーリングファンを設置する
- 屋根裏に換気システムを設置する(換気扇など)
- サッシの性能を上げる(複層ガラス、樹脂サッシなど)
2階リビングのデメリットと対策④ 大きな家具家電は搬入できるか事前確認が必要
意外と見落としがちなデメリットが、大きな家具家電の搬入が難しくなるケースがあるという点です。
もちろん1階にリビングがある家でも、搬入前には玄関・廊下・窓などのサイズを確認しますが、2階リビングの場合はさらに細かい確認が必要となります。
階段の形状や階段上のスペース、窓からの吊り上げ搬入の可否などの確認が必要となります。
【対策】
- 階段の形状や階段上のスペースを確認
- 2階窓からリフト等での搬入の可否の確認
- 可能であれば業者に下見をしてもらう
2階リビングのデメリットと対策⑤ 売却時に売りにくいケースがある
2階リビングの家が売れない訳ではありませんが、現状では1階リビングの方が一般的であるため、場合によっては売りにくいことも考えらえます。
しかし、家のある場所が都市部や駅近などの便利な立地であれば、住宅ニーズ自体が多く売却しやすいため、「売れないかも」という心配を最低限にとどめることができます。
また、2階リビングにはお伝えしたようなメリットもたくさんあり、特に若い世代では住んでみたいと考える方も多いため、売却ではなくこうしたニーズをつかみやすい賃貸に出すという方法もあります。
【対策】
- ①~④のデメリットへの対策を講じておく
- 立地の良い場所に建てておく
- 売却ではなく賃貸という選択肢も考える
2階リビングが向いているケースとは?
こうしたメリットやデメリットをふまえた上で、2階リビングに向いているケースをまとめました。
「結局2階リビングってどうなんだろう?」「うちには合っているのかな?」と迷われている方はぜひご参考にしてください。
【2階リビングに向いているケース】
- 都心部や狭小地で面積が限られている
- 住宅密集地でプライバシーが気になる
- 1階の日当たりが良くない
- 3階建ての住宅にしたい
- 2階建て以上の住宅で勾配天井のリビングにしたい
- 1階をガレージにしたい(インナーガレージ)
- 2階からの眺望を活かしたい
- とにかく明るく開放感のあるリビングに住みたい
- リビングでカーテンを開けて過ごしたい
- バルコニーを有効活用したい
このような条件や希望がある場合、2階リビングを採用することで、快適でかつ希望に沿った住宅になる可能性が高いと言えます。
1階にガレージのある家にご興味のある方は、次の記事もご参照ください。
>関連コラム かっこいいガレージハウス|アメリカンスタイルの実例・コツ・メリットデメリットを解説
2階リビングの実例
最後に2階リビングを取り入れた素敵な実例をご覧ください!
2階リビングの実例① 質感にこだわった佇まいの家
自然光が明るい2階リビングは、リビングから続くインナーバルコニーがさらに開放感をアップしています。
まるでカフェのようなダイニングで、毎日の家事も楽しくはかどりそうです。
ダイニングの隅々まで光が差し込み、窓からは緑の木々が眺められます。
こちらは夜の外観です。
1階部分はインナーガレージとなっており、照明の効果とあいまってとても雰囲気のあるおしゃれな佇まいとなっています。
2階リビングの実例② 建築家との出会いで夢中なった家づくり
家族が集まる2階リビングは、吹き抜けの効果でより広々とした空間になっています。
こちらはリビングから階段の吹き抜けを見上げたところです。
明るく開放的な吹き抜けに設けられた窓からも、部屋全体にやさしい日光が差し込みます。
1階はガレージと主寝室・書斎があり、子ども部屋は3階に設けられています。
子どもたちや家族が帰宅したタイミングもわかりますね。
まとめ
今回は2階リビングについて、メリット・デメリットとその対策、そして2階リビングが向いているケースについて解説しました。
あわせてアートワークホームが手掛けた2階リビングのおしゃれな実例もご紹介しました。
自然光があふれる明るいリビングや、開放感がありながらプライバシーが保たれるリビングなど、2階リビングにはメリットや魅力がたくさんあります。
同時に、2階リビングを採用する場合はデメリットやその対策もしっかりと把握しておくことも大切です。
メリットデメリットを十分に検討し、自分たちにぴったりな理想のマイホームを手に入れてくださいね。
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