2024.04.20
中庭のある家のメリットとデメリット|後悔しない間取りと設計ポイント、事例を解説
中庭のある家に憧れを抱く人は多いのではないでしょうか。
しかし、実際に中庭のある家を建てる前に、メリットとデメリットをしっかりと理解しておくことが大切です。
間取りや設計のポイントを押さえておかないと、せっかくの中庭が活かしきれなかったり、思わぬ不便さを感じる可能性もあります。
この記事では、千葉県で数多くの注文住宅を手がけているアートワークホームが、中庭のある家の特徴やメリット・デメリットを詳しく解説します。
中庭のある家での豊かな暮らしを実現するために、ぜひ参考にしてみてください。
このコラムのポイント |
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目次
中庭のある家の特徴とは?
中庭のある家の特徴や、パティオやテラスとの違いを詳しく解説していきます。
中庭とは?パティオやテラスとの違い
中庭とは、建物の中央部分に設けられた屋外空間のことを指します。
一方、パティオは建物に隣接した屋外空間、テラスは建物の外側に突き出た屋外空間を指します。
中庭は周囲をご自宅で囲まれているのに対し、パティオやテラスは一部が開放されているという違いがあります。
中庭は外部からの視線を遮りつつ、光や風を取り込めるのが魅力です。
中庭のある家の特徴
中庭のある家の最大の特徴は、プライバシーが確保されやすいことです。
外部からの視線を遮られるため、中庭で安心してお過ごしいただけます。
また、中庭に面した部屋は採光や通風に優れ、明るく開放的な空間を実現できます。
家族の気配を感じつつも適度な距離感を保てるため、落ち着いた空間づくりが可能です。
季節を感じられる植物を取り入れたり、アウトドアリビングを楽しんだりと、中庭ならではの過ごし方も魅力です。
千葉県のハウスメーカーアートワークホームは、家づくりだけでなく外構もコーディネートできるハウスメーカーです。
下記のページからお庭の施工事例なども紹介していますので、参考にしてください。
>アートワークホーム GARDENS GARDEN のページはこちらから
中庭のある家のメリット
中庭のある家のメリットを詳しく解説していきます。
- 採光や通風に優れる
- プライバシーを確保しやすい
- 家族の気配を感じつつ適度な距離感が保てる
中庭のある家を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
採光や通風に優れる
中庭に面した部屋は、日中は多くの日差しを取り込んで、明るく開放的な空間になります。
また、中庭から風を通すことで快適な風通しを確保でき、自然の力により照明や冷暖房に頼り過ぎません。
落葉樹を植えて夏は日陰をつくり、冬は日差しを取り込むなど、季節に合わせた心地良い暮らしが叶います。
プライバシーを確保しやすい
中庭のある家は、プライバシーを確保しやすいのも大きな魅力です。
中庭は周囲がご自宅で囲まれているため外部からの視線が入りにくく、安心して過ごせます。
また、周囲を気にすることなく、お子様をのびのびと中庭で遊ばせられます。
ご自宅前の道路などと違い、自転車などが飛び出してこないのは、子育て中のご家族にとってはうれしいポイントではないでしょうか。
中庭を設ければ、外を気にせず好きな時間をお過ごしいただけます。
家族の気配を感じつつ適度な距離感が保てる
中庭のある家は、ご家族の気配を感じつつも適度な距離感を保てるのが魅力です。
中庭を囲むように部屋を配置することで、ご家族のプライバシーを尊重しつつ、ほどよいつながりを保てます。
“ご家族みなさんの時間”と”個人の時間”のメリハリをつけられるのは、中庭のある家ならではの利点です。
>関連コラム アウトドアリビングで後悔しないためのコツ6選|メリットデメリットや実例もご紹介
中庭のある家のデメリットと注意点
中庭のある家には多くの魅力がある一方で、デメリットや注意点もあります。
- 建築費用やメンテナンス費用が高くなる傾向
- 居住スペースが減る
- 冷暖房の効率が落ちやすい
順番に解説します。
建築費用やメンテナンス費用が高くなる傾向
中庭のある家は、一般的な住宅と比べて建築費用が高くなる傾向にあります。
中庭を囲むようにご自宅を配置するので、壁や屋根の面積が増え、建築コストが上昇します。
また、定期的に中庭の掃除や植栽の手入れが必要なため、メンテナンス費用も必要です。
中庭をタイル仕上げにして、植栽を植木鉢に植えると、木があまり大きくならないのでお掃除やお手入れの手間を減らせます。
居住スペースが減る
中庭のある家は、ご自宅の中央部分に中庭を設けるため居住スペースがコンパクトになり、同じ敷地面積・建築面積の家と比べると、中庭分だけ部屋が減ります。
とくに敷地面積が限られている都市部では、中庭を設けることで貴重な居住スペースを失う可能性があります。
限られた敷地面積を有効に活用するために、中庭の大きさや位置を慎重に検討してください。
冷暖房の効率が落ちやすい
中庭のある家は、冷暖房効率が落ちやすいのも課題の一つです。
中庭に面する部屋は開口部が多くなるため、外気の影響を受けやすく、温度調整が必要です。
とくに夏は日射量が増え、冬は冷気がたまりやすいため、冷暖房負荷が高くなる傾向にあります。
断熱性や気密性を高める工夫、中庭に面する窓の位置や大きさの調整など、冷暖房効率を上げるための設計上の配慮が求められます。
湿気や熱がこもりやすい
中庭のある家は、湿気や熱がこもりやすいのもデメリットの一つです。
中庭は外気の影響を受けやすいため、雨が降ると湿気がこもりやすくなります。
また、日射量が多い時期は、中庭に熱がこもり室内の温度が上がりやすくなるため、通風や換気量の確保が快適に過ごすためには欠かせません。
中庭の配置や形状など、湿気や熱の問題に対応するプランニングが必要です。
>関連コラム 平屋のおしゃれな外観&間取り事例|デザインと暮らしやすさのポイントを解説
中庭のある家の間取りと設計のポイント
中庭のある家を建てる際の間取りと設計のポイントは、2つあります。
- 中庭レイアウトの種類を知る
- 生活動線を考慮した間取りにする
順番に解説します。
中庭レイアウトの種類を知る
中庭のレイアウトには、大きく分けてコの字型、ロの字型、L字型の3つのタイプがあります。
コの字型はご自宅が中庭を囲みつつも一方向のみ開放されているので、プライバシーと開放感のバランスが良いです。
ロの字型はご自宅が中庭を囲むように建っており、プライバシーが高く落ち着きのある空間を作れます。
L字型はご自宅が L字型に配置され、中庭と外部空間の強いつながりが特徴です。
敷地の形状や周辺環境・ライフスタイルに合わせて、最適なレイアウトを選んでみてください。
生活動線を考慮した間取りにする
中庭のある家では、生活動線を考慮した間取りづくりがポイントです。
中庭を中心として、リビングや個室、水回りなどを配置することで、スムーズな動線を確保できます。
部屋と中庭を行き来しやすいよう、中庭に面して大きな開口部を設けるのもおすすめです。
家事動線などご家族のライフスタイルに合わせて、動きやすい間取りを設計してください。
中庭のある家の実例と参考アイデア
ここからは、中庭のある家の実例と参考アイデアを3つご紹介します。
実際の住宅事例から、中庭の活用方法をイメージしてみてください。
四季を感じられる中庭
この中庭は、ロの字型の住宅中央に設けられており、シンボルツリーを植えることで、四季の移ろいを感じられるのが特徴です。
シンボルツリーに落葉樹を選んでいるので、夏は心地よい木漏れ日を楽しめ、冬は葉を落とした枝から暖かな光が差し込みます。
リビングや個室から中庭を眺められるので、季節の変化を身近に感じられます。
こちらの施工事例は、他にも複数ありますので、下記からごらんください。
プライバシーを重視した落ち着きのある中庭
この中庭は、プライバシーを重視した落ち着きのある空間になっています。
ロの字型の住宅に囲まれた広い中庭では、外部からの視線を遮りながら、四季折々の表情を楽しめます。
リビングやダイニングの真ん中に中庭を設けることで適度な距離感が生まれ、家族がそれぞれの時間を過ごしつつ、ほどよいつながりを感じられる設計です。
プライバシーが守られた空間なので、周囲を気にせずにリラックスできるのが魅力です。
家族団らんやお子様の遊び場になる中庭
この中庭は、家族団らんやお子様の遊び場として活用されています。
リビングと一体になった中庭は、外が気持ちの良い季節にはセカンドリビングとして利用できます。
床をタイル仕上げにしているので、夏はお子様と水遊びも可能です。
また、外部からの視線を遮る設計になっているので、プライバシーを確保しながら、安心して中庭を利用できます。
バーベキューを楽しむなどアクティブに中庭を活用できます。
千葉県のハウスメーカーアートワークホームは、家づくりだけでなく外構もコーディネートできるハウスメーカーです。
下記のページからお庭の施工事例なども紹介していますので、参考にしてください。
>アートワークホーム GARDENS GARDEN のページはこちらから
まとめ
中庭のある家は、採光や通風に優れ、プライバシー面でも安心できる魅力的な住まいです。
一方で、建築費用やメンテナンス費用が高くなる傾向があったり、居住スペースが減ったりするデメリットもあります。
中庭を上手に設計することで魅力的な住まいになります。
中庭のある家を検討されている方は、ぜひ参考にしてみてください。
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